観るということ

何をするのかは未定。気になったことあったら書くかも。

001‐都市災害について

 

 日本列島はあらゆる種類の災害に関し高い危険性を持っているわけだが、地震の危険性については、日本列島が

太平洋プレート、フィリピン海プレート

北アメリカプレート、ユーラシアプレート

という4つのプレートの交差する真上に乗っていることから、わりかし沢山(433件(2005年まで))地震が起きている。

「 都市災害 」

とはそもそも都市居住の本質に根差し、

「居住空間を支えていた技術なりその集積としての人工的構造物なりが、何らかの原因により破壊されたとき、居住空間として機能が失われることによって被害として顕在化する場合、ならびに、その高密度化のゆえに被害が拡大する場合に総称される災害概念」と定義されている。

 

まぁ、定義として考えるとなんだか難しく見えるが、

ガス爆発や大規模建築物火災による多数の死傷者の発生など、都市を形成している技術の脆弱性や「失敗」による人為的災害を念頭に置いて都市に居住することに対する警告・啓蒙する意味合いが込められている。とはいっても、宮城県沖地震の場合は被害や影響の状態が都市特有の形質をしていたため、地震のような自然力でも結果として都市災害とみなされるべきという認識に変わりつつある。

 

都市災害には何らかの人災が付きまとうのだが、自然災害の場合はそれだけではなく技術の未熟に起因する。想定していない新しい状況に対する技術的対応の欠如であったり、人間側にその技術を受け入れる体制が整っていない未熟さがある。自然災害に起因する都市災害には技術そのものの向上もさることながら技術と社会、技術と人間の関係に対する理解にまず目を向ける必要がありそうだ。

地震と災害について少し勉強がてら記録として残していこうというわけでブログを残す。メモみたいな感じ。